離婚前に離婚準備する大切な心得「離婚届提出の前に14の確認」

あなたは今、離婚準備を考えていますか?
あなたが本当に離婚準備を考えているのなら「離婚前に14の離婚準備確認」をチェックして下さい。
離婚は物凄いパワーが必要になりますが離婚の事前準備をする事で少しは楽になりますので是非、ご確認して下さい。
あなたに未成年の子供がいる場合
もし、あなたに未成年の子供がいた場合には4つの離婚問題が発生します。
⑴ 誰が子供を育てるか?
離婚準備する前にするべき事の最重要問題になります。
2人の大切な子供を誰が育てるか?
じっくり時間をかけて話して下さい。
⑵ 親権者は誰なのか?
離婚準備する事は親権者を決める必要があります。
子供を引き取らない親が親権者となる場合があります。
親権も育てる人があなたの子供の親権者になるか?
しっかり確認して下さい。
⑶ 養育費・慰謝料の金額と支払い方法
まず慰謝料からになります。
あなたの行動が原因で離婚する事になった場合(不倫など)の時は慰謝料を請求される可能性があり、不倫された場合にはあなたが慰謝料を請求することが可能になります。
あなた達が離婚しても親子関係があります。
親には未成年の子供を教育する義務があり扶養を受ける権利がありますので別々に暮らしても養育費を払う義務があります。
実際の金額は相手の収入次第ですが平均月額2万〜4万程度が多いようです。
⑷ 子供と別れて暮らす親がどのような頻度で面会するのか?
子供と離れて暮らしても養育費を払う義務があるように、子供と面会できる交渉権があります。
養育費などの支払いが決まったら、どこで子供と面会するのか?頻度等、細かい打ち合わせをしっかりして下さい。
お金の問題
離婚とお金の問題、非常に重要な問題になります。離婚後にお金の話はトラブルになりますので離婚前にお金の問題は決着しましょう。
⑴ 結婚後2人で協力した財産分与は?
離婚準備するには2人の財産を分ける相談が必要になります。
財産分与対象(共有財産)
- 預貯金
- 会員権など
- 保険金
- 株券・証券
- 退職金
- 年金
- 家財道具
- 自動車
- 不動産
財産分与対象外(特有財産)
結婚する前に持っていたあなたの財産などは財産分与対象以外になります。
しかし、この特有財産でも相手がその財産を維持するために尽力してきた場合には共有財産とは違いますが、分配割合される場合があります。
⑵ 借金(キャシング)問題
まずは借金についてご説明
結婚前の借金
相手が多額の借金がある場合は、離婚しても支払いの義務があるのか?と不安に思う方も多いと思いますが基本的にお金を借りた本人に支払い義務があります。
結婚後の借金
結婚後の借金は離婚した後、支払いの義務があるのか?ご説明いたします。
- ギャンブル・趣味の借金
これに関しては借りた本人が借金を支払う義務があります。
- 生活費(日常生活維持のため)
生活が苦しく日常生活(医療費・教育費・食費など)を維持するために借金をした場合には借金を共同で支払う義務がありますが、連帯保証人になっていなければ第3者からの返済請求を受ける事はありませんのでご安心下さい。
⑶ 住宅ローンの借金問題
不動産住宅を買うときは夢のマイホームですが・・・離婚する時に一番厄介な存在が住宅ローン問題になります。ほとんどの方が住宅ローンがある中で離婚すると思います。
そして不動産住宅ローンは夫婦名義、そして夫婦で連帯保証人になっている方も非常に多いと思います。
残念ですが不動産住宅ローンがあって離婚する場合には住宅売却が一番ベストな対応なのかもしれません。
⑷ 慰謝料請求
皆さん、離婚する事で絶対慰謝料って請求できると思っていませんか?通常の離婚(性格が合わない)などでは慰謝料は請求出来ません。
それでは慰謝料請求出来る離婚と出来ない離婚について解説したいと思います。
慰謝料請求出来る
- 配偶者が相手と不倫
- 悪意の遺棄
- DV
- 生活費を渡さない
- 夫婦関係(夜の営み)拒否など
- 相手がどうしても離婚してと申し入れ
慰謝料請求注意事項
上記の理由の場合は離婚後も慰謝料請求する事は可能になりますが慰謝料にも時効があります。
慰謝料請求出来るのは離婚成立後3年以内になりますので注意して下さい。
慰謝料請求出来ない
- 性格の不一致
- 強度の精神病
- 2人とも離婚原因がある
- 親族との不和など
慰謝料の金額や支払い方法に決まりはありませんので、夫婦2人で話し合って決めて下さい。
⑸ 不倫相手に慰謝料請求
配偶者が既婚者だと知っていた場合
あなたの配偶者が不倫した結果、あなた達夫婦2人の結婚生活が破綻した場合には不倫した相手に慰謝料を請求する事が可能になります。
配偶者が既婚者だと知らなかった場合
配偶者が不倫をしたが、不倫した相手は配偶者が既婚者である事を全く知らなかった場合には不法性がない状態ですので不倫相手に慰謝料を請求することができない。
配偶者が不倫したが離婚しない場合
配偶者が不倫したが許したが、不倫相手に慰謝料を請求したい場合に関しては、不倫相手が既婚者だと認識して不倫した場合に限り、不倫相手に慰謝料を請求する事が可能になります。
⑹ 弁護士費用
あなたが協議離婚で円満離婚する事ができなかった場合には弁護士に依頼することで優位に離婚することが可能になります。
離婚調停弁護士費用平均
- 着手金 20万〜30万
- 報酬金 20万〜30万
離婚調停費用は40万から60万の弁護士費用と考えて下さい。
離婚訴訟弁護士費用平均
- 着手金 30万〜50万
- 報酬金 30万〜50万
離婚訴訟弁護士費用は60万〜100万の弁護士費用を考えて下さい。
⑺ 探偵事務所費用
もし、あなたの配偶者が不倫して結婚生活が破綻した場合には、その証拠(不倫現場)の証拠が必要になります。
その時に個人で不倫証拠をつかむことh非常に難しいですのでほとんどの方が探偵事務所に頼む必要があります。
不倫現場探偵費用
- 50万〜200万
正直、探偵事務所の探偵費用は料金幅が多いので探偵事務所を選ぶ時には慎重に選ぶことをおすすめ致します。
戸籍・姓の問題
離婚することであなた、子供の戸籍と姓ってどうするの?手続きなどの問題は?とても大切な問題になりますのでこれから詳しく解説したいと思います。
⑴ 離婚した時に戸籍ってどうするの?
あなたは離婚した時点で結婚前の戸籍に戻るのが原則となっております。
または、新しく戸籍をあなたが作ることも可能になります。
あなたの戸籍はあなたの対応で変更出来ます。
⑵ 離婚後の名前(姓)どうするの?
離婚することであなたは名前の選択をすることになります。
- 復氏:結婚前の名前に戻る
- 婚氏:そのままの名前
復氏・婚氏によって姓の変更手続きが違いますにでご注意下さい。
⑶ 子供の姓と戸籍どうする?
あなたが戸籍の手続きをすると子供も一緒に名前と戸籍が変わると思っていませんか?
残念ながら子供の名前は戸籍筆頭者の戸籍のままになりますので子供の名前を変更するためには家庭裁判所に書類を提出する必要があります。
離婚準備出来ましたか?
皆さん、いかがでしたか?
離婚する前に離婚準備をしっかりしないと本当に大変なことになります。
ここの書いてある14のことは最低限に離婚に関わる可能性にあることになりますので早めに行動(アクション)し、時間に余裕を持って離婚準備をすることをお勧め致します。
皆様が幸せな離婚準備をすることを心よりお祈りしております。
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